乳がん検診で初めてひっかかり再検査が必要と言われ、その結果説明には
家族も同席して下さいと言われた!
その日までの1週間は本当~に本当~に長くて辛かった。
家族で覚悟を決めた。
家族全員でこの困難を乗り越えよう!
そして・・・その日が訪れた
【乳がん検診】でひっかかり【再検査】を受けたら家族と一緒に聞きにくるよう言われた件
乳がん検診

40歳を越えると2年に1度、市の無料乳がん検診を受けられます。
無料だし、がん家系なので受けるのは当然と今年も受けました。
近所にある婦人科はコロナ禍でも混んでいましたが、女医さんだし安心して受診しました。
ていねいに触診して下さり、特に異常はなくマンモについては設備の整った病院を予約してもらい、その日は終了しました。
さてさて、様々な検査の中でも胃カメラと同率で嫌なのがマンモです。
一度経験された方は分かると思いますが、とにかく痛いんです。
私ははさむほどもないのですが、それでも無理矢理はさむので辛いです。
でも、この検査のお陰で乳がんの早期発見が可能になりました。
検査結果は近所の婦人科へ送られるので、その日は終了です。
結果が届いたと連絡を頂いたので聞きに行くと、気のせいか先生の表情が険しいのです。
でも気のせいではありませんでした。
PCの画面に映し出された画像には乳房内に白い線が一本映っていました。
先生は再検査の必要があると言いました。
マンモとは別の大きい病院を紹介され、予約を取ってもらい不安が残ったまま帰りました。
再検査

大きい病院(以後A病院)では、まずエコー(超音波)検査を受けました。
時間をかけてじっくりと検査してもらい、その後診察室で説明を受けました。
「エコーで見ると嚢胞のようなものがいくつかあるのですが、まず大丈夫でしょう!ただ念のため“針生検″を受けて下さい。」と言われ、注意事項などの説明を受けてその日は終わりました。
帰宅後、気になった乳腺嚢胞について調べてみると、ほとんど心配する必要はないが、がん化する場合も稀にあると書かれています。
なんとも言えない気持ちで針を刺される検査の日、覚悟を決めて病院へ向かいました。
その日は検査ラッシュで一番きつかったです。
採血・採尿・造影剤を入れてのCT・針生検・・・
これって手術する前提では?と不安になりつつ
いざ!針生検へ‼
人生初の針生検って

私は痛みには強い方なので、最初の局所麻酔は大丈夫でした。
針生検をする前に位置確認でエコーで見るのですが、なかなか場所を特定できないようでベテランの医師?技師?も立ち会った末に確定し、無事刺さりました。
麻酔のお陰で痛みはないものの、体を押されたり針を出し入れしている感覚はありました。
針生検そのものよりも、終わった直後の止血の処置の方が痛かったです。
出血はそれなりにあるようなので、看護師さんが体重をかけて圧迫止血をしてくれます。
骨が丈夫で良かった~と思うほど結構な圧迫でした。
詳しい結果は次回になるのですが、その場で顕微鏡による簡易検査で悪性とも見える細胞があったので、さらに詳しい検査が必要だと言われました。
この病院でMRIの予約を取るにはずいぶん先になるので、別の大きな病院(以後B病院)に予約を取って頂きました。
さらに大きな大きな不安を抱えてその日は終わりました。
ちなみに傷口の痛みは次の日ぐらいまで続きましたが当日の入浴も可能ですし、想定の範囲内の痛みでした。
MRI検査

MRIは一度経験したことがあります。
以前左手がしびれるようになり、おさまる気配がなく怖くなったので内科の先生に相談したところ、脳のMRIを受ることになりました。
何も異常はなく、のちに分かったのは腕を痛めて神経を圧迫していたようで、整形外科や整体院で治る症状だったようです。
実際しばらく様子を見ていたら少しずつおさまっていきました。
頭部の時は仰向けの状態で閉塞感を凄く感じたし、機械音が大きくてかなり不快でした。
今回は下向きだったことと、安定する位置になるようにタオルを当ててくれたので比較的楽でした。
針生検の時もそうだったのですが、ヨガを少ししているのでリラックスできるよう呼吸を整え、全集中して瞑想状態で乗り越えました。
CTの時も今回も造影剤が入るので、急に体が熱くなったりします。
どちらかというと、そっちの方が不快でした。
画像は20分弱でCDに焼いて下さり、すぐにA病院へ届けに行き、その日は終わりました。
覚悟を決め、家族と共にいざ!

MRIから結果を聞く日までの6日間は、家族全員複雑な心境で過ごしました。
がんかも知れない。というよりは、がんを前提にこれからどう乗り越えていくこうかと覚悟を決める。
そんな重い空気感が漂い、私もいつも以上に涙もろくなったり、でも家族の前では明るく振舞ったりで心のバランスを保つのが難しかったです。
考えることといえば入院中の仕事や家事のこと、義母の世話など普段私が担っている役割をどう分担するかや、万が一の場合夫が果たして耐えられるのか、まだ未熟な子供たちをどう自立させようかなど考え出すときりがなくなっていきました。
結果説明には夫と次女が同席してくれました。
先生は、
「マンモに映った白い線の正体を明確にする為に、まずは針生検をしました。その場で簡易的に見ただけではピンボケの写真と同じ画質なので、MRI検査によって4K・8Kレベルの画質で正確に診断しました。
その結果、白い線の正体は良性の乳腺乳頭腫ということが分かりました。」と言われ、一気に力が抜けました~!
特に今の状態では手術の必要もなく、癌ではないとの結果に安堵しました。
ただし、経過観察は必要ということで三か月後に再受診することとなりました。
また、それまでに乳頭から血の混じった分泌液が出たり、痛みなどの異常があればすぐに受診して下さいとのこと。
全くの白ではなかったけど、限りなく白に近いグレーということでとりあえず良かったです!
今までも検診は受けるようにしていたけど、これからは更に意識的に健康管理をしていこうと思いました。
そしてこれを機に、自分の人生でやり残したことがないようにどんどん行動していこうと思います。
先生に日常生活で気をつけることを尋ねると、
「よく寝て、よく食べて、よく笑うことです!」
と、素晴らしいアドバイスを頂きました。
すべて私の得意なことですが、飲むことを推奨して下さらなかったことだけが残念でした。
お・ま・け!

ちなみに今回の再検査でかかった保険点数と費用ですが、
初診日(紹介状あり)
初診料:293点
医学管理等:250点
検査料:350点
画像診断料:306点
合計1199点で三割負担の3600円
二回目
再診料:79点
医学管理等:250点
検査料:2694点
画像診断料:2369点
病理検査:1880点
合計7272点で21820円
B病院
初診料:293点
医学管理等:250
画像診断料:2741点
合計3284点で9850円
三回目
再診料:79点
合計79点で240円でした。
正直痛い出費(しかも急に)でしたが、それよりなによりも
家族の幸せはプライスレスです!
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